『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](一)13 恵理子が立ち去ろうと……

恵理子が立ち去ろうとする時、ギターがやんだ。小さな木片が、ぽいとこちらの岸に放られた。木片は生い茂ったオーチャードの中に落ちた。西島広之は目顔で何かいっている。一瞬恵理子は迷ったが、その十センチ余りの、キャラメルの箱ほどの木片を拾った。木片には、


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