『果て遠き丘』[ 蔓バラ ](四)19 「わたしって、馬鹿ね……

「わたしって、馬鹿ねえ。やっぱり金井さんは、お兄さんみたいな気がするのよ。すぐ甘えちゃって。……実はねえ、わたしの母、旭川にいるのよ。わたし、自分を捨てて行った母になんか会いたくないんだけれど、会いたいからこいこいっていわれて、仕方なしに、とうとう行ってきたの」


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